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入野子安地蔵尊(吉野町)

黄金色に染まる秋に行きたい!イチョウの巨樹に守られた子安地蔵尊

「入野」は「しおの」と読みます。吉野町国栖から宇陀方面へ通じる道に入り、入野トンネルを抜けたあたりが入野です。津風呂湖に通じる川沿いに桜並木がある小さな集落に、入野子安地蔵尊があります。

 

お堂におさめられた地蔵尊で、「児を安らかに産ませ、子どもの病気を癒し、その悪い癖まで矯して下さる」と信仰されています。

 

言い伝えでは、元正天皇(女帝、天武天皇の孫娘)治世の霊亀元年、黄金の尊像が光輝を放ちつつ天降りたのを見た人がいて、後に塑像を安置し、胎内仏とした…とされているようです。

 

この記事の写真は、ご覧のように、桜が咲く春に撮ったもの。その横に子安地蔵尊を祀ったお堂の何倍もの高さにそびえる巨樹が見えますが、こちらはイチョウです。夏には青々と葉を茂らせ、秋には葉を黄金色に輝かせて子安地蔵尊を見守っています。


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