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◎別視点的テーマで巡る、奈良の楽しみ方「奈良県のダムを巡る」①

ダム。堅苦しく説明すると、「河川などをせき止めて水をため、発電、灌漑、水道、洪水防止などのためにつくられた施設」です。奈良県にもダムはあり、県や水資源機構、国(国交省、農水省)、関西電力などが管理しています。
ダムというと、河川の上流部、すなわち山谷険しい場所にあって、現地に行きにくいイメージがありますが、行ってみると、ダム堤の上を歩いたり、堤の上から下をのぞき込んでクラクラしそうな高さを実感できたり、タイミングよく放水が見られたり、意外にも気軽に見学することができます。なかには、釣りを楽しめたり、ボートに乗って遊覧できたりするダム湖もあります。ただし、夜間や人気のない時間帯、荒天時は注意が必要です。
建造物としてのスケール、水確保や治水のための機能、そこにダムがつくられた地形や歴史に思いを巡らせながらダムを眺めると、ダムのことをもっと詳しく調べたくなるかもしれません。晴れて、青空が広がる日、ダムが見える風景はなかなかいい絵になりますよ。

【岩井川ダム(奈良市)】

 

奈良市街地に近いダム。ダム堤からの眺望が開けていて、爽快な眺めを楽しめます。堤横の脇道を200mほど下ると、ダム堤を一望できる展望台があります。

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【天理ダム(天理市)】

 

ダム堤の高さは60m。ダム湖は「青垣湖」という名を付けられています。周辺は風致公園等に整備されていて、春は約900本の桜が咲き、訪れた人々を楽しませてくれます。

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【白川ダム(天理市)】

 

元は農業用の貯水池。放水口があるダム堤はありませんが、水上に取水塔が見えます。釣りを楽しむことができ、太公望がフナなどを狙って糸を垂らしています。

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【布目ダム(奈良市・山添村)】

 

奈良市と山添村の境にまたがるダム。堤の高さは72mと県内屈指。「布目湖」と称されるダム湖も広大です。釣り、サイクリング、ランニングの愛好家が集うスポットにもなっています。

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【初瀬ダム(桜井市)】

 

長谷寺参拝の寄り道に行くことができます。ダム堤の下から見上げると迫力倍増。静かに広がるダム湖は「まほろば湖」と呼ばれています。

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【大門ダム(三郷町)】

 

信貴山朝護孫子寺の近く。赤い橋が2本かかっているのが特徴で、そのうちの1本「開運橋」は上路カンチレバー橋という形式の橋としては日本最古。バンジージャンプにチャレンジすることができます。

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