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【奈良の珍百景】安堵町かかし公園

高さ約12m!田園風景にそびえる巨大な聖徳太子が日本の平和を見守っています。

「気がかりが解消して安心すること」や「安心して暮らすこと」を意味する『安堵』が町名になっている安堵町。町名自体が“珍”だと認定したくなります。

 

その安堵町の田園風景に2018年4月、高さ約12mの巨大な案山子(かかし)が出現し、周辺一帯をざわつかせました。

 

案山子の正体は、聖徳太子をモチーフにしたオブジェです。「オブジェ『案山子』制作展示実行委員会」によるもので、これには田んぼの稲を目指すスズメたちも仰天して逃げてしまうでしょう。

 

なぜここに聖徳太子のオブジェ案山子が?と不思議に思われるかもしれません。安堵町の説明では、『この案山子は、飛鳥時代に聖徳太子が推古天皇の摂政として、斑鳩宮(現在の法隆寺)から飛鳥(現在の明日村)までを行き来したとされる「太子道(たいしみち)」沿いにあり、法隆寺の方角(北西)を向いています。』とのこと。

 

周囲には、町内の各団体などが制作した別の案山子たちも設置されています。思わずクスッとしてしまうポーズで、見る人の気持ちを和やかにしてくれます。


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