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造酒司井戸(平城宮跡)

平城宮で酒造りに使われた井戸

平城宮跡の北東エリアにある、奈良時代の役所跡を発見当時の状態で展示する「平城宮跡遺構展示館」(9:00~16:30/入館無料/月曜休館)の東に「造酒司井戸」があります。

 

平城宮には酒や酢を醸造した「造酒司」という役所があり、そのための水をくみ上げた井戸がいくつか見つかっています。

 

そのなかのひとつで、遺構模型を展示しているこの井戸は、杉の大木をくりぬいた直径140センチの井筒を中心に据え、川原石を円形に敷き、石組みの溝を周囲に巡らせており、さらに六角形の屋根があったことがわかっています。その立派な造りから、この井戸は儀式用の酒を醸造するために特別に扱われた井戸だと考えられています。

 

「造酒司井戸」から東院庭園まで徒歩約8分です。

 

「平城宮跡」の詳細はこちら
「東院庭園」の詳細はこちら
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