教育・保育案内/教育内容
ピラミーデ
ピラミーデとは
欧州で実施されている
「ピラミーデ(ピラミッド・メソッド)(PM)」
「ピラミーデ(ピラミッド・メソッド)」は1994 年にCito(オランダ政府教育評価機構)によって開発された幼児教育法で、世界で一番幸福感を実感できるオランダの子どもたちを育成したことで、今世界中から注目されている『自分で選択して決断できる力を養うこと』に重点を置いた教育方法です。
ピラミーデは、プロジェクトと呼ばれる長期の保育計画を柱に、テーマ性のある遊びが準備されたコーナーで子どもを創造や抽象の世界にひき込み、子どものものの考え方を広げることを目的としています。断片的になりがちな日常の保育活動の中にテーマ性とねらいを明確に与える保育方法です。
大切にしていること
子どもたちに寄り添いながら安心感を与える
教師は子どもたちが自分の取り巻く世界を理解するために自主的に取り組むこと、そしてその自主性を維持させることを大切にしています。
子どもがストレスを感じないような保育環境を提供し、自身の能力を信じて行動できるように支援することで、子どもの心理的欲求を満たし、子どもと教師との絆(愛着)を深めます。
この良好な関係は、自分自身と他者を信頼することにも繋がります。
その結果、子どもは探索活動にエネルギーを注げるようになり、自分の力で自立して行動できるようになります。自分が選んだ遊びの中で、抽象的概念を身に付け、表現力・想像力が伸ばしていくのです。
学び
成長の上で必要な生きる力を遊びながら学ぶ
プロジェクトのテーマには、大きさ、数、色と形、四季、ことば、生物、空間などがあり、様々なテーマを徐々に難易度をあげながら3年間取り組んでいきます。この日々の遊びや経験を通しての学びが、子どもたちの発達が領域全てにおいて促されることになります。
子どもたちが将来何らかの壁にぶつかった時に、違った角度から物事を考え、方向転換し対応できる力、これから成長していく上で最も必要な生きる力を遊びながら学ぶことを願っています。
教師の育成
感性を養う教育内容と教材を日々研究
子どもの興味に焦点を当てたプロジェクトでは、身近で具体的な話題で遊びに引き込み、次第に抽象的な概念を獲得へと導きます。その活動の姿は「保育者 対 子どもの集団」という一方的な伝達による教育風景ではなく、「保育者と子ども、子ども同士」という相互的な学びであることを大切にしています。教育的な観点からは、本物に触れて感性を養うことのできる内容を準備し、発達を活性化させるために学びに明確なねらいをもって活動をすすめたり、学びの段階を設けたり、子どもの遊びや発達の状況に応じて支援方法に段階を設けるなど幅広い教育技能をもって働きかけることが必要です。星の光幼稚園では、より専門性のある保育者を養成するために、教師それぞれの得意分野を活かして自作教材を研究し、研究所と共に専門的な保育方法を獲得するように日々研鑽しています。