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薬水拱橋(大淀町)

完成から110年。レンガ積みの歴史的“メガネ橋”。土木遺産&奈良県景観資産。

近鉄吉野線の薬水~福神の間にある、レンガ造りの拱橋。「拱」はアーチを意味し、人や車の通路と小川が流れる通路の2本が隣り合うデザインで、現地の案内には、橋の形式として「2径間レンガ拱橋」と記されています。完成は大正元年(1912年)。橋の上の線路を、現在も近鉄電車が走っています。

 

構造で特徴的な点は、アーチが2つ連続していることに加え、西側に鉄道橋としては希少な扁額が掲げられていることで、その扁額には「薬水門」と刻まれています。また、アーチ天端部が竪積みのレンガで構成された点、最上部の笠石と呼ばれる箇所などに歯飾りが施されている点も特色です。

 

“トンネル”のなかのレンガは、水が染み出ていたり、黒ずんでいたり、レンガが剥離していたりと、さすがに竣工から110年の歴史を感じさせます。

 

歴史的な価値や現役の役割などが評価され、2013年には公益社団法人土木学会が選奨する「土木遺産」に認定されました。奈良県でも「営み・なりわいの景観(産業遺産の景観)」として、奈良県景観資産に選定されています。


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