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室生ダム(宇陀市)

ダム堤や吊り橋から楽しむダム景観。ダム湖上流には子どもと遊べる「平成榛原子供のもり公園」も。

宇陀市を抜けて三重県名張市へ続く国道169号沿いにある、堤高63.5m、総貯水量1690万㎥の重力式コンクリートダム。主に洪水調節、河川環境の保全、水道用水供給を目的として、1973年に竣工し、翌年から管理が始まりました。放水口の一部構造が赤く彩色されており、周辺の緑や青、堤のグレー色によく映えます。

 

ダムの元になっている川は、宇陀川。ダムから放流された宇陀川の流れは、北東へ向かい、名張川に合流。木津川、淀川を経て、やがて大阪湾へと注ぎます。

 

せき止められた川には“室生湖”が広がり、上流には「平成榛原子供のもり公園」、中ほどには吊り橋「赤人橋」、ダム堤近くには「室生不思木の森公園」があって、ダム見学とあわせて、家族でも楽しめるスポットがあります。

 

ダム堤の近くに駐車スペースや公衆トイレ、室生ダム建設の碑などが設けられています。ダム湖畔を周回する道路がないため、自動車での周回はできません。

 

少し足を延ばせば、弥勒磨崖仏で知られる大野寺や、多くの国宝を有する“女人高野”室生寺など、古刹めぐりも楽しめます。


☆観光スポット