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きょうは何の日「5月①:緑茶の日/クスリの日/アイスクリームの日/パンケーキの日/いちごの日」

ふと、「きょうは何の日だっけ?」と気になるときがありませんか。○○の日とか、◇◇記念日とか、1年365日(4年に一度は366日)は何らかの「日」に当たっています。それぞれの由来は、数字の語呂合わせや発祥の日などさまざま。ここでは、奈良の歴史や出来事、モノ・コトに縁のある「きょうは何の日」を集めてみました。「そうだったのか!」「なるほど!」のネタにしてください。

【5月2日「緑茶の日」】

 

童謡に「夏も近づーく はーちじゅうはちや(八十八夜)」で始まる『茶摘みの歌』があります。八十八夜とは、立春から数えて88日目。この日に摘む新茶は仙薬と称されるほど栄養価が高いと言われています。

 

「緑茶の日」は日本茶業中央会が制定。立春‐八十八夜は年の暦によって日が変動しますが、5月2日前後であることが多く(2020年は5月1日)、この日が緑茶の日とされたのです。

 

緑茶には、煎茶、ほうじ茶、てん茶、抹茶、玉露などがあります。奈良県の茶は「大和茶」として知られ、生産量は約1730トン(2017年)。奈良市、山添村、宇陀市、大淀町などの標高200~500mの高原地で栽培されています。

 

 

【5月5日「クスリの日」】

 

端午の節句・こどもの日のこの日は、クスリの日でもあります。推古天皇が大和で薬草を採取する薬狩りを催したのが5月5日…という故事にちなみます。

 

奈良とは歴史的に縁が深いクスリ。前述の推古天皇が薬狩りを行った場所が、現在の宇陀市の菟田野とされており、その宇陀市や高取町では古くから薬草・生薬、製薬が地場産業として根付いています。

 

薬は、病状を軽くしたり、治したりしてくれる一方、誤用すると毒にもなります。市販薬を用いる場合にも、用法・量などをしっかり確認して、お世話になりましょう。

 

ちなみに「薬日(くすりび)」は、夏の季語です。

 

高取町のクスリの歴史・資料を学べる「くすり資料館」はコチラ

 

 

【5月9日「アイスクリームの日」】

 

最初の東京五輪が開催された1964年、アイスクリームの消費拡大を図って、大型連休が明ける5月9日、アイスクリーム・シーズンの開幕として諸事業(アイスクリームを諸施設に配る等)を開催したことに由来します。

 

史実に現れる日本のアイスクリーム史は、江戸末期、幕府のアメリカ使節団が現地で食べて驚嘆したニュースが最初。その後、日本初のアイスクリームは1869年(明治2年)、横浜で誕生しました。

 

乳固形分や乳脂肪分の割合で、アイスクリーム、アイスミルク(一般的に乳脂肪分5%前後のジェラートはここに分類)、ラクトアイスに分けられ、ソフトクリームもアイスの一形態です。かき氷やシャーベットはアイスクリーム類ではなく、「氷菓」に分類されます。

 

毎年のように猛暑・酷暑となる日本の夏。アイスクリームをおやつに食べたり、デザートで楽しんだりして、おいしくクールダウンしましょう。

 

道の駅「道‐1グランプリ2018 スイーツ部門」でグランプリに輝いたジェラートはコチラ

 

 

【5月10日「パンケーキの日」(毎月10日)】

 

小麦粉や米粉などで生地を作り、フライパンなど平坦な調理器具で焼いたのが、パンケーキ。ホットケーキと呼ぶ方がわかるという人もいるでしょう。牛乳や卵なども使われ、その関連から日本ハム㈱が、毎月10日をパンケーキの日としました。パンケーキを食べるフォークの形状を「1」に、円形のパンケーキを「0」に見立てたもの。

 

バターやマーガリンでシンプルにいただくほか、フルーツ、チーズ、ジャム、クリーム、アイスクリームを乗せるなど、様々なデコレーションを楽しむことができ、朝食やティータイムの軽食として人気があります。

 

英国、カナダ、豪州などの「パンケーキ・デイ」は、パンケーキの日とは別。カトリック教会などの四旬節(復活祭前の日曜を除く40日前の水曜日~復活祭前日)が始まる前日を指し、2020年は2月25日、2021年は2月16日になります。

 

 

【5月15日「いちごの日」(毎月15日)】

 

みんな大好きなイチゴ(苦手な方、すみません)。ハウス栽培や品種改良などで、クリスマスシーズンから市場に出回り、いいイチゴの語呂から1月15日が「いちごの記念日」となりますが、路地ものは4~5月に赤く、おいしくなります。1月に限らず、毎月15日が「いちごの日」とされるのは、このためです。

 

奈良県はイチゴの産地。独自育成品種「アスカルビー」「古都華(ことか)」に加え、2019年には新品種「珠姫(たまひめ)」が誕生・命名されました。奈良県品種以外にも「章姫(あきひめ)」「かおりの」などが県内各地で栽培されています。作付面積は昭和40年代に比べて10分の1程度に縮小しており、収穫量は約2330トン(2015年)となっています。
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