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◎日本を変えた偉人・聖徳太子ゆかりの寺社めぐり

飛鳥に生まれ、叔母にあたる推古天皇の摂政を務め、仏教興隆、冠位十二階、憲法十七条、遣隋使…と、「日出づる処」を住み良い国土にするために不世出の政治力を発揮した聖徳太子。残したものは法隆寺だけにとどまりません。奈良には太子ゆかりの寺社やスポットがあちこちにあります。この記事を読めば、ここも聖徳太子と関係があるのか!と新しい発見があるかもしれません。太子の足跡をたどり、業績や伝説に触れるのも、奈良を巡る楽しみ方のひとつです。2021年、太子没後1400年を迎えます。

【久米寺】

 

 

「聖徳太子霊跡」第32番。いわゆる「久米仙人」伝説で有名ですが、太子の弟である来目皇子は眼病により失明しましたが、太子のすすめで薬師如来に祈願したところ、目が回復した―や、太子や摂政として仕えた推古天皇の眼病が全快した―など、ご本尊の薬師如来は眼病に霊験あらたかと信仰されています。

 

〒634-0063 奈良県橿原市久米町502

 

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【信貴山朝護孫子寺】

 

 

「聖徳太子霊跡」第20番。物部守屋と対立していた太子が当地を訪れた際、寅の日・寅の刻に毘沙門天王を感得して、必勝の秘法を授かり、守屋に勝利しました。太子は当地を、信ずべき貴ぶべき山「信貴山」と名づけ、これが開山の諸とされています。境内には聖徳太子像が建てられています。

 

〒636-0923 奈良県平群町信貴山2280-1

 

信貴山朝護孫子寺公式サイト

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【飽波神社】

 

 

聖徳太子が祇園精舎の守護神・牛頭天王を祀る祠を建てたことが始まりとされる飽波神社。太子も歩いたという、飛鳥と斑鳩を結ぶ「太子道」沿いにあります。境内には太子が腰掛けたと伝承される腰掛石が残っています。

 

〒639-1061 奈良県安堵町東安堵1379

 

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【橘寺】

「聖徳太子霊跡」第8番。太子が誕生し(すなわち厩戸があった)、幼少期を過ごしたとされるエリアにあります。本堂のご本尊は聖徳太子坐像(太子35歳)。太子建立の七大寺のひとつで、「たちばな」の名は不老不死の果実として植えられたタチバナ(柑橘類)にちなみます。

 

〒634-0142 奈良県明日香村橘532

 

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【達磨寺】

 

 

「聖徳太子霊跡」第19番。あるとき太子が道で苦しげに伏せる人を見つけ、食べ物や飲み物、衣服を与えて助けました。しかしその人は亡くなってしまい、太子は悲しんで墓をつくって葬りましたが、数日後、埋葬したはずの遺体が消えてなくなっていました。…と『日本書紀』にあります。太子に助けられた人は、後に達磨大師の化身だったと考えられるようになり、この地に達磨寺が建てられました。境内には太子の愛犬・雪丸の像があります。

 

〒636-0012 奈良県王寺町本町2丁目1-40

 

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【世尊寺】

 

 

「聖徳太子霊跡」第7番。古くは比蘇寺と呼ばれ、大規模な伽藍を誇りましたが、江戸時代に縮小されました。境内にある太子堂は、太子が父である用明天皇の病気平癒を祈った故事にちなむ「聖徳太子十六歳孝養像」をご本尊としています。

 

〒639-3128 奈良県大淀町比曽762

 

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