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◎路上のアート「マンホールのフタ」デザイン集①

地下に埋設された施設(下水道等)のメンテナンス等のために、人(マン)が出入りする縦穴(ホール)を日常的にふさいでいるフタ、それが「マンホールのフタ」です。雨に濡れて滑っては困る、人が乗ったり車が通用したりした際に破損しては困ることから、耐滑性と耐重性を求められ、ひたすら無骨に路面で踏ん張っています。
そのマンホールのフタが各地で独自にデザインされ、オシャレになっています。当地を象徴する名物や名所の絵柄、マンガのキャラクターなどを鋳鉄製のフタに装飾。マンホールカードなるものも発行され、コレクターが登場するなど、人気を博しています。
ここでは、奈良県内で見られるマンホールのフタのデザインをギャラリー化。郷土の主張がこもったデザインを鑑賞しに、足元を見つめて歩いてみてください。

※マンホールのフタは車道や私道にあることがあります。鑑賞の際はご注意ください。

【奈良市】

 

やっぱり鹿です。その周りで咲き誇る花は「いにしえの奈良の都の八重桜 けふここのへに匂いぬるかな」の八重桜です。奈良には「ナラノヤエザクラ」という桜品種のひとつがあり、奈良県の花、奈良市の花に指定されています。カラーデザインのフタは近鉄奈良駅から興福寺へ向かう登大路の歩道などで鑑賞することができます。

 

 

【橿原市】

 

江戸時代の街並みが残る重要伝統的建造物群保存地区指定の今井町を図案化したフタです。格子や虫籠窓、屋根瓦、空に浮かぶ雲までデザインに落とし込まれていて、まさに絵になる一枚です。

 

 

【天理市】

 

神像と神獣を一対ずつデザインしたもので、市内の一部地域でしか鑑賞することができません。天理市にある黒塚古墳からは「三角縁神獣鏡」が大量に見つかっており、その絵柄をモチーフにしています。希少価値のあるデザインです。

 

 

【田原本町】

 

同町にある唐古・鍵遺跡は弥生時代にあった日本最大級の集落の遺跡で、国の史跡に指定されています。復元された楼閣がシンボリックに建ち、それがマンホールのフタにもデザインされています。その左右に咲いているのは町の花スイセンです。
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