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◎奈良を観光中に災害発生!というときの観光客向け避難所情報―奈良市編

地震や台風、豪雨等による風水害、土砂災害といった自然災害は、人間の都合を聞いてくれません。いつ、どこで、どれほどの規模で発生するのか、正確に事前キャッチすることは容易ではありませんが、もしもの場合に備えることはできます。
奈良は、国内外から多くの観光客を迎える“観光県”です。神社仏閣をはじめとする歴史や自然など、魅力のあるスポットや話題に触れ、奈良の醍醐味を存分に味わっていただけます。
しかし、楽しい観光中に災害が起きたら、何を置いても「安全」を最優先してください。そのときに役立つ観光者向けの避難所情報が、奈良市から公表されています。多くの市立小・中学校や公民館など公の施設・館のほか、大勢の人が避難できる公園・広場が、広域避難場所(地震災害が広域に及ぶ場合の避難場所)および一次避難場所(地震災害が広域に及ぶ場合の避難場所または広域避難場所への中継地)に設定されています。
観光客だから、地元住民じゃないからなどと気兼ねをせず、非常時は互助の精神でそれぞれの安全を確保しましょう。

【奈良公園】

 

観光客が最も多いエリア。奈良公園といっても広大です。そのなかでも、東大寺近くの「春日野園地」「浮雲園地」、春日大社境内の「飛火野」、興福寺東側の「登大路園地」あたりが、土地が比較的平たんで、避難しやすいでしょう。奈良県庁も近く、緊急時の情報が入りやすそうです。

住所:〒630-8213 奈良市登大路町(登大路園地)
(近鉄「奈良」駅から東へ徒歩約6分)

住所:〒630-8212 奈良市春日野町23(浮雲園地)
(近鉄「奈良」駅から東へ徒歩約17分)

 

 

【奈良電力鴻ノ池パーク(鴻ノ池運動公園)】

 

陸上競技場、体育館、球場、武道場、テニスコートなどを備える総合運動公園。屋外避難にも、屋内避難にも対応可能です。約1万人のランナーが参加する毎年恒例の奈良マラソンの発着点でもあり、大人数の収容規模を持ちます。周辺の観光スポットには、きたまち、般若寺、旧奈良少年刑務所などがあります。

住所:〒630-8108 奈良市法蓮佐保山4丁目
(近鉄「奈良」駅から北へ徒歩約20分)

 

 

【平城宮跡】

 

約1300年前、日本の都が置かれた跡地で、世界文化遺産のひとつになっています。約40万坪の広大なエリアを持ち、古代の都を開く場所に選ばれただけあって、災害による被害が少ない、あるいは災害に強いとも言えそうです。
大規模な地震災害などの場合、こうした広域避難場所に避難しつつ、情報把握と安全を確保するための体制を整えたうえで次の行動を取ることも大切です。

住所:奈良市二条大路南~佐紀町
(近鉄「大和西大寺」駅から東へ徒歩約10分)
(近鉄「新大宮」駅から西へ徒歩約20分)

 

 

【西大寺近隣公園】

 

近鉄奈良線・橿原線・京都線の各線が交差するターミナル駅そばの避難場所。平時は遊具や広いスペースで子どもたちが遊ぶ公園です。
備蓄庫を備える地域ふれあい会館、公園地下の飲み水を確保するための耐震性貯水槽が設けられています。

住所:〒631-0821 奈良市西大寺東町1丁目72-5
(近鉄「大和西大寺」駅から北へ徒歩約4分)

 

 

【柏木公園】

 

国道24号から西へ一歩入ったところ、奈良県立奈良朱雀高校の南側に隣接しています。球技場やテニスコートなどを備えています。
鉄道駅や奈良公園エリアからは離れていますが、大安寺や薬師寺、唐招提寺などが点在するエリアを観光中は柏木公園が避難場所としての機能を果たしてくれます。

住所:〒630-8031 奈良市柏木町255-1
(近鉄「西ノ京」駅から東へ徒歩約20分)

奈良市の観光客向け避難所マップ
観光情報まとめ