奈良にはアジサイとハスを観賞できる、おすすめスポットが点在しています。何千株もが群生して咲くスポット、一輪一花と可憐に咲くスポット。どちらも、咲く花を見れば、じめじめ気分はカラリと晴れ、梅雨明けの夏空に涼風を感じることも。奈良に咲く花、見に出かけてみませんか。
【矢田寺のアジサイ】
写真提供:一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー(撮影:矢野建彦)
山中に咲く、しっとりと艶やかなアジサイ。散策路をめぐりながら、多品種・日本固有種などさまざまなアジサイを観賞できます。お地蔵さまとアジサイはぜひ撮影しておきたいシーンです。
※今年度のアジサイ園の開園は、5月28日~7月3日の予定です。
【長谷寺のアジサイ】
大和路の花の御寺として有名。桜、牡丹などいろいろありますが、梅雨はアジサイが主役です。仁王門前と、本堂拝観の後、五重塔から下っていく通路沿いに、鮮やかに咲くアジサイが多く並んでいます。
【奈良県営馬見丘陵公園 あじさいの小径】
四季を通じて折々の花や緑が来園者を楽しませてくれる馬見丘陵公園。河合町と広陵町にまたがる敷地は広大で、その中央口・公園館がある南西端のエリアに「あじさいの小径」があります。名称の通り、木々の間を縫う小道を、赤系・青系・白系など濃淡様々なアジサイを眺めながら散策することができます。鮮やかな色、みずみずしい空気に触れながら、観賞したり、写真に撮ったりして、アジサイの季節を楽しんでください。
【吉野山・七曲がりあじさい園】
桜の名所吉野山のアジサイ。七曲坂周辺に約4000株が群生しています。
期間中は夜間ライトアップ。幻想的なアジサイを見に行こう。
【世界遺産・薬師寺のハス】
お釈迦様と関係が深いハスの花。薬師寺には水を張った鉢にハスが植えられ、8月上旬ごろまで順次、鮮やかなピンク色や白色の大輪を咲かせます。大講堂など、境内の朱塗りの歴史的建造物とハスの対比は心を落ち着かせてくれます。
【世界遺産・唐招提寺のハス】
その名も「唐招提寺蓮」は鑑真によってもたらされたものと伝わる銘花です。鉢のなかや境内の池にいくつもの品種が凛として咲く姿に見とれてしまいます。
【藤原宮跡のハス】
広い藤原宮跡の東に、約3千㎡のハス池があります。10品種以上のハスが植えられ、7月下旬ごろから元気に開花します。ハスの花が咲くのは早朝。観賞は午前中がおすすめです。大和三山を入れながら撮影できるなど、撮影スポットとしても人気。ハス池のなかでは野鳥やチョウが舞う姿も。夏の朝の、眼が覚める光景が広がっています。
【喜光寺の250鉢の蓮の花】
【法華寺の法華寺蓮】
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