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奈良の名山を登る 鳥見山(宇陀市、桜井市)

ツツジやモミジ、山がにぎわう春秋がおすすめ

宇陀市と桜井市の市境に位置する、標高734.6mの山。「とみやま」とも呼ばれるようですが、宇陀市のサイトでは「torimiyama」と紹介されています。

 

伝説では、神武天皇が皇祖天神を祀ったとされる鳥見山中霊畤(まつりのにわ)があり、その跡地に碑が建てられています。鳥見山は近鉄榛原駅の北方面にありますが、市街から仰ぎ見ると、大きな鳥が羽を広げたように見えることから、「鳥見」と名づけられたようです。

 

鳥見山のおすすめポイントは2つ。「鳥見山公園」と「雲海」です。
鳥見山公園は、頂上近くにある勾玉池を中心とする自然公園です。春のツツジやヤマザクラが美しく、新緑や紅葉の季節も格別。春秋は特に多くのハイカーでにぎわいます。

眺望が利かない鳥見山山頂とは違い、公園にある見晴らし台からは、南に向かって眺望が開け、条件があえば、雲海が見られる幸運にも巡り合えます。

 

近鉄榛原駅から鳥見山公園まで徒歩約50分。公園には普通車10台程度の駐車スペースがあります。

 

鳥見山は、桜井市の初瀬ダム(まほろば湖)から東に向いて眺望すると見ることができます。東海自然歩道を歩けば、2時間ほどの距離。鳥見山に登って、まほろば湖を経て、長谷寺へというルート設定も可能です。


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