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奈良大学の学生おすすめ「ライブハウス『RHEB GATE』」(生駒市)

このコロナ禍で「三密」となる環境が敬遠される中、ピンチに瀕しているライブハウスがある。それは奈良県の生駒RHEB GATEである。HPに記してある様に、「世界最狭の”Live House(ハコ)”」が売り物である。また、人気ロックバンド「THE ORAL CIGARETTES」がバンド結成時からレイブゲイトでよく練習していた思い出の場所でもある。

このコロナ禍で「三密」となる環境が敬遠される中、今、ピンチに瀕しているライブハウスがある。それは奈良県の生駒RHEB GATEである。

 

コロナ禍前ではここでLiveする際は演者と観客の区別が付かず、当初は演者を邪魔したりなど、少し難があったが、観客同士でルールを作り、演者を邪魔しない約束をし、以来、観客がセキュリティ役を兼ねている。

 

そのレイブゲイトのオーナー・須藤さんへ、質問をしてきました!

 

Q1/演者、観客が一体になれるライブハウスの雰囲気作りで気を付けている事は?

 

A1/コロナ禍前では常に演者と観客で満場になり、区別が付かないので、本来はライブ会場に演者を守るセキュリティの人がいるのだが、RHEB GATEでは万が一演者に迷惑を掛けないように、観客自身がセキュリティをやっており、また観客同士でのルールとして浸透しています。元々、ここのライブに出る人は「暴れる」人が多かったので、万が一何かあっても、自己責任でお願いします、と声掛けがあったので、それも効果があるんじゃないかな…。どちらにせよ、皆さんには安全に楽しんでもらいたいです。

 

Q2/「RHEB GATE」の設立の経緯、名前の由来。

 

A2/30年前はカラオケ屋だった所を、21年前にライブハウスを追加してやるようになり、今はライブ会場だった場所をパーティー会場に改修したので、機材も買いながら1Fの控え室で「カラオケ」をやっていたが、ライブハウスの売り上げは上がるも、カラオケの売り上げは上がらなかったので、2013年にカラオケ事業を撤退した。

 

「RHEB GATE」の由来は初代店長の方が名付けた「RAVE PARTY」。夢中で遊ぶの「RAVE」と名付けたつもりがスペルを間違えて、名付けたために、たまに外国人のお客様から「RHEB GATE」の読み方を聞いた人がいて、『「RAVE PARTY」の「RAVE」から取ったのですよー』と言ったらスペル間違っていると指摘されるも、スペルが違うため、「レイブゲイト」と調べてもこのライブハウスのHPしか表示されないので、その点はよかったかなぁと思います。

 

Q3/「RHEB GATEお兄さん」の発祥の経緯と今

 

A2/元々はカラオケとライブハウスだったので、カラオケのバイトの中になぜかバンドマンが多く、音楽に携わっているからブッキング(バンドの出演依頼)もしやすいだろうと思い、次第に、バイトもバンドマンに限定募集して、その中に、THE ORAL CIGARETTESのVo&Gt山中拓也さんがいて、自ら「レイブゲイト兄さん」と勝手に名乗ったけど、厳密には違うし、他の人も初代兄さんと言ってないので、二代目はOKOJOのDrヤマトさんが名乗ったそうだが、勝手に名乗っています。でも僕は嬉しいですね。もう少し知名度が上がればいいのですけどねぇ。今は三代目がいないので、誰が「三代目兄さん」と名乗っても大丈夫なので、皆さん「レイブゲイト」をよろしくお願いします。

 

【コラム】「THE ORAL CIGARETTES」語り
筆者が高校生時代は軽音楽部でバンドを組み、当時はベース担当をしていた。高校1年の時に「THE ORAL CIGARETTES」の『狂乱Hey Kids!!』を初めて聴いたときは、私の脳内は雷で撃たれた様になり、ベースの重音と山中氏の美しい歌声に心は一瞬にして奪われ、その日以降はサブスクで彼らの過去のシングル・アルバムからPVまで、余すところなく見ては、それからずっとオーラル(バンドの略称)のファンである。

 

彼らの真骨頂はVo&Gtの山中氏が織りなす弱さや悔しさといったネガティブな感情を力に変えて自分と向き合っていく強さを描いた歌詞と、ライブでは観客を熱狂の渦に巻き込む熱いMC、そしてメンバー間の強い結束である。彼らのYouTubeチャンネルではメンバーが楽しくトークを展開しており、仲の良さが伝わるでしょう。

 

実はレイブゲイトは彼らがバンド結成時からよく練習していたライブハウスで、バンドにとって思い出の場所であるという。詳しい内容は山中氏の著作『他がままに生かされて』で紹介されているので是非ご覧下さい。

 

そんな私が選ぶオーラルのおススメ曲は、『5150』です。歌詞の前半は山中氏の楽曲制作に対する苦悩でやり切れない気持ちを吐露しているが、歌詞のラストサビはそんな弱い自分と向き合い、悔しさを糧に自分の力で運命を切り開く覚悟を歌った曲である。

 

高校2年の夏は何も出来ない自分に悔しさや行き場のない怒りをどうすればいいのか、分からなくなり引き籠っていた時に、この曲に出会い、『悔しい感情も力に変えて自分の事をやり遂げていく』と勇気を貰った青春の一曲です。
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