柿博物館（五條市）

日本屈指の柿の生産地である五條市西吉野エリア。山々の斜面いっぱいに柿を栽培する風景が広がる中、柿色をしたユニークな柿博物館のドームが建っています。

奈良県の果樹・薬草研究センターに併設される形で1994年にオープンし、柿についての情報・知識を学べる施設として、小中学生のみならず、大人の社会見学でも人気の博物館です。

入館無料の館内では、柿の産地としての歴史、品種や栽培の紹介、柿の利用法（食や工芸など）の紹介、関連資料や特産品の展示のほか、ブルーレイ映像を鑑賞できます。

映像では、おいしい柿の見分け方、柿の料理、若手生産者のインタビューなど、柿や生産者の思いがわかりやすく紹介されています。

柿の実が色づく10月～11月下旬ごろには、館内に果樹・薬草研究センターで研究栽培されている約200種におよぶ柿の実が展示され、壮観です。形や色など、柿にもこんなに個性があるのかと驚かされます。

秋に産地直売のおいしい柿を買いに出かけた際はもちろん、春夏も吉野地方の山々が連なるパノラマ風景を楽しむドライブ途中など、柿の魅力を味わいに立ち寄ってみてください。

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