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上之宮遺跡(桜井市)

古代有力者の居館があった集落遺跡。聖徳太子ゆかりの「上宮」とも。

桜井市の区画整理事業にともなう発掘調査で発見された古墳時代後期~飛鳥時代の集落遺跡。特に第4期遺構は、四面庇建物を中心とする建物(居館)群や一辺が50m以上ある柵、排水溝を持つ方形石組の園池などが作られていました。

 

園池は敷地の西側から出土し、調査後、埋め戻され、その上に原寸大の遺構が復元されています。住宅地の中の児童公園のように整備されていて、ここが歴史的に重要な遺構がある場所とは、気づきにくいかもしれません。

 

木簡やベッコウなどの他、桃や栗、梨、スモモ、柿などの果実の種子も出土しており、当時の有力者の暮らしぶりをうかがい知ることができます。

 

また、「上之宮」という地名、『日本書紀』に聖徳太子の居所として「上宮」「上殿」がみられることから、聖徳太子が斑鳩宮(601年造営)に移る前に約20年間を暮らした宮跡とも推定されています。


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