【奈良の珍百景】新沢千塚（にいざわせんづか）古墳群公園／橿原市

橿原市の南西部にのびる丘陵地に、お椀を伏せたような円い起伏がたくさん連なっています。これが、新沢千塚古墳群です。4世紀終わり頃から6世紀終わり頃までの約200年間に造られた約600基の古墳が集まっています。古代の大王（おおきみ）や皇族の墳墓ほどの規模はありませんが、発掘調査でペルシャや中国、朝鮮半島からもたらされた副葬品が出土した古墳も含まれ、1976年には国の史跡に指定されました。

保存整備が進み、現在は遊歩道やビューポイント（展望台）などを備える公園となっています。約25.3ヘクタールと広大で、東西に走る県道を挟んで北と南にエリアが分かれています。

園内の遊歩道をたどって歩くと、円い古墳に触れたり、上に立てたりと古墳に親しむことができます。キッズ向けの遊具やミスト式の噴水などもあり、ファミリーでも楽しめます。

雑木林を駆け抜け、小ぶりな古墳を上ったり下りたり。本物の古墳があるところで、体のいろいろな機能を使って遊べる体験は、ここでしか作れない思い出になるでしょう。

また、桜やアヤメ、ツツジ、アジサイ、紅葉など、四季折々の自然の色彩も訪れる人を和ませてくれます。

＜園内施設＞
歴史に憩う橿原市博物館
シルクの杜（浴場、温浴プール、トレーニングルームなど）
新沢千塚ふれあいの里（農産物直売所）

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☆観光スポット