平宗についてこれからの平宗

柿の葉ずしの
老舗として
原点に立ち返る

平宗は文久元年1861年奈良県吉野郡吉野町上市で創業し、おかげ様で160年を迎えることができました。
これもひとえにお客様は基より、お取引先様、弊社スタッフ等たくさんの方々に
ご贔屓頂き支えて頂いた賜物です。この場をお借りして心より感謝とお礼を申し上げます。

昨今、地球を取り巻く環境やパンデミック等世界的に大きな転換期を迎えニューノーマルと呼ばれる時代が到来し様々な様式や考え方が変化しています。
そんな中、これまで人類が破壊してきた自然環境や様々な資源の枯渇問題等に対して真摯に向き合いながら、年間600万トンとも言われる日本のフードロス問題に取り組み
SDGs目標2(飢餓をゼロに)・12(つくる責任)・14(海の豊かさを守ろう)を目標に掲げ資源や食品の大切さを考え直す事こそ、この先事業を続けて行く上で必要と考えます。

160年の節目を迎え今後平宗としてどうあるべきか?
大切なことは、地域社会に対しどの様なかたちで貢献していくかです。
基本的にはCSR・CS・ESの更なる向上を進めて参ります。企業理念の「皆んなのため」に「より良い商品」を「豊かな愛情」で と、社是の「安全」「誠実」「和」を指針として様々な社会問題に取り組み(CSR)、スタッフが「前向きで」・「健康」に・「楽しく」働ける職場を構築すること(ES)です。事業主としては、具体的にこれまでのトップダウンからサーバント・リーダーシップに舵を切り、スタッフが自発的に研究・開発・改善を行い多様な意見と価値観を活かし、事業パフォーマンスの向上を推し進めお客様の期待にお応えして参ります(CS)。
特に事業の心臓部である商品開発部門に於いては「温故知新」の精神を大切に、守っていくべき食文化とますます多様化していく食文化を「真似」をするのではなく平宗独自の目線・価値観・物差しでニーズに合った商品づくりを開発して参ります。

この先10年20年と事業を続けるためにより一層の進化を目指します。
これからの「平宗」に尚一層のご期待とご指摘を賜り、何卒末永くご贔屓賜りたく存じます。

手作り体験を通じて

海のめぐみ(さば)、山のめぐみ(柿)、地のめぐみ(米)に感謝をし、愛情を込めてご飯をにぎり、真心を込めて柿の葉で包む。
豊かな自然に「感謝」をして想いを込めて「にぎる」「つつむ」。
このすべてが一体となり、えも言われぬまろやかに「ナレ」た、すし。
日本人の素晴らしい精神性を体現したかのような文化がつまった、すし。
これが受け継いでゆくべき柿の葉ずしの本質です。

平宗は柿の葉ずしを通じて、これらの素晴らしい日本の伝統や文化を伝えてきくために、柿の葉ずしの手作り体験を行っています。

柿の葉ずし手作り体験

柿の葉ずしの老舗として

柿の葉ずしを商品として皆様に紹介させていただいた老舗として、いまこそ、原点に立ち返り、その価値を見直し、あらためて「奈良のごっつお」として、唯一無二の価値のあるものに進化させなくてはなりません。
新鮮なものは何でも手に入る現代だからこそ、あえて押しをきかせて熟成させた旨みの価値を今まで以上に味わい深く提供する。

これが柿の葉ずしの老舗として平宗が今考える大きな目標です。